DELiGHTWORKS Developers Blog

ディライトワークス株式会社で扱っている技術や、研究開発の模様をお伝えするブログです。

潜入!de:code 2019 !どっぷり浸かった2日間

ご挨拶

はじめまして!ディライトワークス 研究開発部 Input / Output Device ユニットです(長いので IODユニット と略します)。

研究開発部は昨年出来たばかりの部署。メンバーはまだまだ少ないですが、2年以上先の未来を見据えた技術検証や問題解決のため、日々調査・研究を行っています。

IODユニットでは、主に各種センサーやホログラム等の入出力装置が研究対象ですが、興味がある事にはいろいろ取り組んでいます。

de:code 2019 の概要

さて、新しい技術が次々生み出され、日々の情報収集が欠かせない昨今、Microsoft 主催の、ITエンジニアを対象とした年に一度のテクニカル カンファレンス「de:code 2019」が開催されました。
私も参加して参りましたので、その模様をお伝えしようと思います!

日程は 5月29〜30日の2日間、場所は ザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。東京タワーが近いので夜景がとっても綺麗でした。 www.microsoft.com

興味深かった発表

基調講演

基調講演は、機械学習による画像解析から始まり、パートナーシップの拡大、Microsoft Teamsによる働き方進化、女子高生AIりんな、GitHub連携、ML.NET、Azure Edge、HoloLens 2など様々な発表がありました。

個人的には、AIやHoloLens 2はもちろんですが、オープンソース促進・パートナーシップ拡大の発表が印象的でした。各企業とタッグを組むことで、より便利で強力なサービスを展開していく未来が想像できますね。 news.microsoft.com

youtu.be

女子高生AIりんな

キレキレのダンスを踊る平野社長、格好よかったです!

ある朝、急に呼び出され、突然「15分間踊ってくれ」と無茶振りされたエピソードは会場に笑いが沸き起こっていました(私も吹き出しました!)。

【de:code 2019】基調講演 - YouTube

この動画、技術的には、「元になる人物の動画+プロダンサーの振り付けスケルトン(AI生成)= 二つを合成(AI生成)」することで、あたかも平野社長がキレキレに踊っているように見せています。

この技術を使って2019年秋、りんながライブをやるそうですよ!楽しみですね。

Azure Kinect

次に、Azure Kinectのデモも興味深かったです。複数台を連動させた空間マッピング、精度が上がった深度センサーを利用した心拍測定、Azure Cognitive Service と連携したリアルタイム文字起こし、といったデモが紹介されました。

心拍測定に関しては、深度センサーを利用する方法もあったか!とビックリしました。それだけ深度センサーの精度が高いということですね。他にも関連技術として、カメラに映った顔の血色変化で心拍を測る技術があったりしますから、専用の機器が無くともバイタルデータを取れる時代になってきていますね。

HoloLens 2

アレックス・キップマン氏によるHoloLens 2のデモも面白かったです。
HoloLens 1から劇的にスペックアップしたHoloLens 2を使ったデモが披露されました。MR空間上でキップマン氏そっくりの3Dモデルが格闘したり、日本語をしゃべったりします。

【de:code 2019】基調講演 - YouTube

日本語をしゃべる?そう、実はキップマン氏は日本語を話せません。これを HoloLens 2とAzure Cognitive Serviceを連携させて「音声入力 → 翻訳 → 日本語で発声」といったことをやっています。HoloLens 2は他サービスとの連携で色々できちゃいそうですね。

ここでも Azure Cognitive Service が出てきました。他のセッションでも度々取り上げられているので汎用性の高さが伺えますね。今後に大注目です。

有料セッション

今回は実に150を超えるセッションがあり、有料パスの登録者限定ですが、その中から好きな組み合わせで受講することができます。

時間帯で被りがありますので、予めスケジュールを組んでおくことが推奨されます。スケジュールを組むには、公式サイトのマイページか公式イベントアプリを利用すると便利です。

私は、AI系とAR/MR系、ゲーム系に狙いを絞ってスケジュールを組みました。

EXPOエリア

EXPOエリアでは、ショーケース、タッチ&トライ、オープンシアター、数多くの出展がありました。

今回、HoloLens関連のサービスが多く取り上げられていましたので、各企業の注目度が伺えます。
HoloLensは建設・製造業向けのサービスが多く出展されていました。HoloLensを活用した、オペレーションと現場を接続し遠隔指示、ARによるルート表示、人材育成など、未来の現場を想像できるもので非常にワクワクしました。
数社のブースでHoloLens 1を触らせてもらいましたが、ディスプレイとして見ると、なるほど確かに視界の狭さや解像度に物足りなさを感じますが、これからそう遠く無い未来に大幅にスペックアップした HoloLens 2に置き換わると考えると、グッと期待度が高まりますね!

ということで噂の HoloLens 2。体験コーナーがありましたが、ナント抽選式

ネームプレートの裏に4桁の抽選番号が書いてあり、これが当選しないと体験できません。なんてことだ。結果は・・・!かすりもしませんでした。倍率高い・・・注目度の高さがわかります。

会場の歩き方

さて、出展やセッションについては、資料が公開されているものもありますし、多くの方が詳しくまとめられておりますので割愛させていただき、ここでは登録の流れ、会場の歩き方、設備・サービスの紹介や、セッション受講のコツについて書きたいと思います。

参加登録

まずは参加登録から。

基本的にEXPOパス有料パスの2種類から選びます。

EXPOパスは入場可能なエリアが限られており無料です。EXPOエリアのみと言っても、会場はかなりのボリューム!すべてを見尽くすには2日間でも足りないかもしれません。

より多くのセッション、Microsoft社の最先端技術について知りたい、スピーカーの方々と接点を持ちたいと思ったら、有料パスがおすすめです。
資料が公開されないセッションもありますし、セッション終了後にAsk the Speakerルームでスピーカーの方々と直接お話ができます。

有料パスの通常価格は結構お高め。ただし、早期申込や団体申込の割引があり、さらに資格保持者は大きな割引も!(資格とは、マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)、Oracle Master Gole、AWS認定 DevOps エンジニア- Professional、SAP認定コンサルタント資格 など)そうだ、資格取ろう!

公式イベントアプリ

公式イベントアプリをインストールしておくと何かと便利です。
たとえば以下のような機能を利用できます。

  • おしらせ
  • マイスケジュール
  • セッション検索
  • アンケート
  • 会場マップ
  • イベント概要
  • 入館証(QRコード)
便利なポイント
  • チェックインはQRコードを見せるだけ。名刺も印刷も必要ありません。エコ。
  • セッション検索とマイスケジュールで受講セッションの予定を組み立てられます。
  • どのセッションが人気か(混み具合)がわかります。人気セッションは入場制限がかかる場合があるので参考に。
  • セッション入場がQRコードで記録され、どのセッションを受講したかわかります。また、受講者の職種の割合を確認できます。
  • 混雑で迷子になりやすいので、会場マップが便利です。
  • 受講セッションのアンケートに回答できます。協力すればお土産ゲット!
今後、ここに期待
  • 同時間帯のセッションを比べづらい。俯瞰して見たいときはパンフレットの表を見ると捗ります。
  • 昼食付きセッションかどうかの表示が無い。パンフレットに書いてありますのでそちらで。ご飯は大事。

SNS連携

イベントの様子はハッシュタグ#decode19を付けてつぶやくことができます。眺めてみていると、他の人はこんな視点でみていたのか、そんな面白い出展があったのかと、眺めているだけでも新しい発見・刺激があって面白いですね。

twitter.com

受講セッションの確認

  • セッション数は150を超えます。当日バタバタしないように事前に目星をつけておきましょう。公式サイトのマイページや公式イベントアプリでスケジュールを組むことができます。
  • 受講セッションの予約はできませんので、入室できなかった場合の代案を考えておくと良いです(例えばEXPOエリアを回る時間にあてる等)。
  • セッションルームは入場制限がかかることがあります。20分前に並ぶのでは遅いこともあります。公式イベントアプリを使ってどのセッションが混みそうか確認しておきましょう。
  • 各セッションの間は、十分に時間が離れているように思えても実際には移動時間やお手洗い、待ぶ時間を考えると、意外と余裕がありません
  • 有料セッションをキッチリ毎回まわっていくと、EXPOエリアを見る時間をなかなか確保できません。EXPOエリアにも面白い出展がたくさんありますので、時には有料セッションをスキップすることも有効です。

チェックインの流れ

  • QRコードを提示すればネームプレートとパンフレットを渡されますので、これで完了です。
  • 二日目も同じネームプレートを使いますので無くさないようにしましょう。
  • 再入場時に特にQRコードの提示は必要ありませんが、二日目もまずは受付を通って入場しましょう(ショートカットしようとすると警備の方に注意されます)。

施設の紹介

  • 通路は激混みで移動が困難なことも...
    • スタッフさんが誘導してくれますので、押し合わずに進みましょう
  • お手洗い(男子)
    • 個室が少なめです。長蛇の列で待つことがありますので、余裕をもって向かいましょう。
    • そして、用が済んだらさっと退室しましょう(超大事)。回転を上げるほど世界は幸せになっていきます。
  • 喫煙所
    • 宴会場から出てすぐにムーディな部屋があります。雨には降られません。
  • セッションルーム
    • 室温はまちまちで、やや肌寒いことがあるので1枚羽織るものを持っていくと安心です。
    • スクリーンは巨大ですので、最後方からでもよく見えます
    • 座席には、基本的に前から詰めて座りましょう。ただし最前列は見上げる形になり首が辛いので、体力的に厳しければ無理をせず後方へ。
  • クローク
    • 帰りはそこそこ並ぶので余裕を持った行動を。
  • 昼食 * お弁当(+お茶)付きのセッションがあり、座席で食べることができます。ただし数に限りがありますので、早めに並んでおくことをお勧めします。
    • 入場口に向かう通路に小さなコンビニがありますので、ここで調達する手もあります。お昼時はたぶん混みます。
    • 最後の手段、ドーナツの残りがあれば昼食がわりにできるかも。。。(後述)
  • 軽食
    • EXPOエリアではドーナツと飲み物(280mlペットボトル)をもらえます。初日の夕方頃に足を運んだところ「一人一個まで」となっていましたが、ドーナツに値札が付いていましたので、もしかしたら朝は普通に売っていたのかもしれません。
    • 二日目にもなると、スタッフさんが出張し、あちこちで軽食を配り始めます。EXPOエリアを飛び出して通路でも配り始めます。
    • イベントが終わりに近くと、さらに2個セットにして配っていました。
    • 上記タイムセールのため、昼食を食べ損ねてもなんとかなるかもしれません...。
  • 充電コーナー
    • 一角に電源のマルチタップが置かれていて、自由に充電できます。
    • ただし充電中の紛失には注意しましょう。
  • 物販
    • 「The Microsoft Collection」ブースには、Tシャツ、キャップ、トレーナー、手帳など。
    • 「オライリー・ジャパン」「翔泳社」「日経BP」ブースには書籍が置かれていました。10%〜15%の割引もあり。

セッション受講のコツ・注意点

「会場の歩き方」にも書きましたが、改めてセッション受講のコツや注意点をまとめてみます。

  • 人気セッションは人がたくさん
    • まず前提として、受講セッションの予約はできません
    • どうしても受講したいセッションがある場合は、早めに並びましょう(20分前に入場制限がかかる場合も)
    • 公式イベントアプリで席の混み具合を確認して、臨機応変に立ち回りましょう。
    • 有料セッションのほかにも面白い出し物がたくさんあります。有料セッションにこだわらず、EXPOエリアを回ってみるのもいいかもしれません。
  • お昼のセッションはお弁当が用意される
    • 昼食を用意する時間が浮きます(大事)。
    • 多くの人が集中する傾向がありますので、いただき損ねたときの代案は考えておきましょう。
  • お手洗いは、遠い(相対的に)
    • 基本的に通路は渋滞しています。お手洗いにたどり着くのも大変です。
    • 個室にも行列ができます。
    • セッション開始に間に合うように、余裕を持って行動しましょう。
  • EXPOエリアに立ち寄る時間が無い
    • 休みなく有料セッションを受講する場合、移動時間やお手洗いを考えると、意外と余裕がありません
    • 有料セッションを時にはスキップしたほうが楽に立ち回れるかもしれません。
  • セッションの終了時間はまちまち
    • ギリギリまで粘るセッションもあれば、時間をオーバーするセッションもあります。当然、早く終了すれば、次のセッションの待機列に早く並べます。
    • そのため途中退席を辞さない構えでいく人もちらほら居ますが、少し感じが悪いかもしれませんので、ご利用は計画的に
  • Ask the Speaker の利用
    • セッション終了後、スピーカーの方々と直接お話できるブースがあります。
    • 突っ込んだ質問をしたいときにはぜひ利用しましょう。

まとめ

ということで、初めて参加したde:code 、会場の様子は伝わりましたでしょうか。人の多さにはなかなか驚きましたが、運営の皆さんの誘導がしっかりされていて、結果大きな混乱もなく、多くの興味深いセッションを受講でき、濃密な時間を過ごせました。

改めてIODユニットとしては、やはり機械学習による画像処理/音声処理、そしてAR/MR に注目していきたいと思いました。個人的にはAzure Cognitive Service 、Azure Spatial Anchors、HoloLens 2が興味大です!

あと、ここには書かなかった参加者パーティ(懇親会)では、冒頭の挨拶でジュリア・ホワイト氏が「数あるカンファレンスの中でde:codeが一番すき!」と発言したのが印象的でした。フレンドリーな雰囲気が良いですね!

そして、サプライズ出演した本田圭佑さんも、これからIT系で何か大きなことを始めようとしておられるご様子!今後も要チェックですね。

以上、de:code 2019 のレポートでした!

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