こんにちは。 ディライトワークスの畠山です。
コロナウィルスで世界が大変な中、皆様はどう業務を遂行していますか?
リモートワークになった方も、変わらず出社されている方もいらっしゃると思います。
ディライトワークスでは開発者含むほとんどのメンバーがリモートワークとなりました。(もちろんそうじゃない人も居ます)
そこで今日は私が属しているプロジェクトで起きたリモートワークの混乱とその時に得られた知見を書かせていただこうかと思います!
リモートワークになった日からの混乱
リモートワークになったのは緊急事態宣言が出た日「4月16日」のことでした。
ディライトワークスは、これまでほぼ全てのスタッフがオフィスに出社しての勤務だったため、リモートワークに関するルールや知見などは特にありませんでした。
リモートワークが始まった当初は、ルールなどが徹底されておらず、現場は混乱を極めていました…
そこで、実際にいろいろと試しながら、以下の項目についてルールや方針を定めていきました。
- チャットツールでのやり取りフロー
- 通話(テレカン)について
- JIRAによる管理フロー
- その他諸々
全社的に行えたものも、そうでないものもありますが一つずつご紹介致します。
チャットツールでのやり取りフロー
私が属しているプロジェクトはチャットツール「Slack」を使用しております。
出社している時は少し話をしたい時には席に行って話すことができましたが、チャットとなると相手が席に居るかどうか見たかどうかもわかりません。
チャットのみだと確認したのかどうかがわからず、必要な時に「見忘れてました…!」などが多発して情報の混乱が生まれました。
そこで見たか見ていないかを判断するために「リアクション」をつけるようにしました。
ルールというよりはリテラシーやポリシーに近いと思います。
以下、プロジェクトで周知した内容です。
1. 返信に時間がかかりそうな内容だった場合はや
などのリアクションを付ける
2.返信に少し時間が空いてしまったかな?と思ったらメンションを付ける
3.話が終わったり確認が完了したらや
で締める
これをすることで、見てない人の把握が容易になりリマインドすることで情報伝達の漏れがある程度防げました。
通話(テレカン)について
そもそもテレカンって何?
→teleconferenceの略で遠隔会議ということらしいです。(実はリモートワークが馴染むまで知りませんでした…)
リモートワークになり会議をどうするかが議題に上がりました。
基本は上記で話が出た「Slack」による通話で行うことが決められていました。
ですが、Slackの通話は「最大15人」という制約があります。
詳しくはコチラ
15人以上の会議がそこまであるわけではありませんが、あった時に困りますよね…
そこでGoogle Meet(ハングアウト)の導入検討がなされ、早めに導入されました。
Google Meetは人数上限は無いに等しいです。(実際の上限は250人)
どちらにもメリットがあり、また、使いづらいなと思う点もあります。
私の個人的な意見が入っているところもありますが両方を比べてみました。
会議人数の差
- Slack → 15人
- Meet → 250人
音声のクリア度(感想)
- Meet > Slack
通話中のチャット機能
- Slack → ログが残らない
- Meet → ログが残る
通話中のエモーション機能
- Slack → 手軽にエモーションが可能
- Meet → エモーション機能は見当たらない
会議外の方が間違えて入ってくる可能性
Slack → publicチャンネルでは可能性あり DMグループなどで対応すれば対処可能(DMグループは10人まで)
Meet → カレンダーに登録されていない方、URLを知らない方は入ってこられない
私個人的にはSlackの方が楽に掛けられるので使い勝手がいいかなと思います。
JIRAによる管理フロー
こちらは詳しくというよりは軽く触れるだけにしておきます。
そうしないと私の中のJIRA魂が長々書けと轟き叫んでしまいそうになるので…
リモートワークで各々が何をしているのかを把握するのがより一層難しくなりました。
開発機能単位やセクション単位でタスクがわかるようにこのようにして運用しました。
基本的には「一目見てわかるように」を心掛けました。
実際にチケットを運用するときはチケットをボード上に表示してステータス毎に動かしてもらいました。
JIRAについての深い話は今後機会があればお話をさせていただけたらと思います!
雑談について
リモートワークになり、会議以外で話す機会が減ってしまって雑談が0になった人が多く居ると思います。
適度な雑談は時に仕事が捗ったり、ヒントに繋がったりといい側面もあります。
そこでTwitterや絵師たちに人気の「さぎょいぷ」というものに目をつけました。
さぎょいぷ(雑談通話)をただやります。と言っても仕事中に何してるの?と言われかねないので色々と調べました。
調べて得られた内容
- 家だと良くも悪くも人の目が無いので集中力が切れやすい
- 耳から他の人の声が聞こえたり会議をしているといことを意識することで、「他人」を耳を通して感知することとなります。
- 会議そのものに時間制限を付けることで作業集中スイッチが入りやすい
人が居ない(リラックス)→人を感知する(緊張)になることでいつもとは違う刺激がもらえるようです。
雑談会議で集中スイッチが入る人の例
- 雑談と作業を同時にこなしたい
- 作業中の孤独感を打ち消したい
- 友達の作業に付き合っている内に集中したい
- 同じ作業内容で仕事している人と話をしながら作業したい
雑談会議に入ったからといって話さないといけないことはありません。
耳で他人を感知できれば集中スイッチが入る人も居るのでご自身に合った方法でやるとよいです。
そして、毎日行わなくてもたまに参加することで気分転換や息抜きにはなります。
望める効果
- 気分転換、ストレス発散/抑制
- 作業効率アップ
- 作業で行き詰まったところをもしかしたら解決できるかもしれない
- 今まで話したことない人を知るきっかけ
もちろん上記が全ての人に当てはまるわけではありません。
用法用量を守ってストレスを溜めないように自分でコントロールしましょう。
さいごに
大きなカンファレンスや勉強会も現状はリモートだったり、開催が延期・中止になったりとまだまだ大変な時期だと思います。
この混乱を乗り越えて得られた知見や反省点を全てが落ち着いた後、講演など出来ればいいなぁと漠然と思っております。
私たちも皆様も健康でこの時期を乗り越えてカンファレンスや勉強会で会えることを楽しみにしております!!
それでは!